厄払いの作法

厄払いの作法

「厄払い(厄落とし)」というと、「厄年」と真っ先にイメージされますが、「厄払い」は「厄年」の時にだけ行うものではないですよね?

例えば、車の安全祈願や子供のいるお家では、初宮詣、七五三詣と神社に行く機会は結構あります。

なんだかんだ言いながら、神社やお寺って結構、私たちの生活に密接しているのかもしれません。

けれど意外に、神社やお寺に関する、ちゃんとした「作法」を知らないのも事実。

観光気分で神社を巡るときなら、いざ知らず、神主さんやお坊さんが関わってくる行事になると、知らないではすみません。

ここでは、いざという時、わりと戸惑う、お供え物に添え書きする「のし」の書き方を紹介します。

お酒

  • 献酒
  • 御神前

お酒の銘柄や量にこだわる必要はありません。
無地でも構いません。
普段、自分が好んで、よく飲むお酒や、美味しいと思うものを選びましょう。

お酒を、あまり飲まない人で、お酒に詳しくないなら、「純米酒」と書かれたお酒を選び、大きさは一升瓶、1~2本が無難でしょう。

お金

  • 玉串料
  • 御穂料

金額は、それこそ人それぞれの「気持ち」分なので、一概にいくら、とは言えません。

そもそも、神職を務める神主やお坊さんに、金品を払うという習慣はありません。

なので、神主やお坊さんから、金品を要求することはありませんし、渡そうとしても気軽に受取ろうとはしないはずです。

金品によって、お祓いの内容が変わるということはありませんが、それでも何もしない、というわけにもいきませんしね~(苦笑)

そんな場合、「気持ちですから・・・」と、こちらからお願いして受け取って頂く、という形で渡すのなら、「それでは・・・」と受け取ってくれそうです。

「謙虚さ」を美徳とする日本人ですから、いろいろと遠回しな、やり取りも多そうです(苦笑)

これもまた、「作法」の一環なのでしょうか・・・ね?(笑)