入鹿神社

入鹿神社

奈良県橿原市にある入鹿神社。

蘇我入鹿が首を撥ねられたことで知られる地。
その首を祀ったものだとされています。

全国で唯一、蘇我入鹿を祀る神社で、もとは鎮守杜でした。
蘇我入鹿の撥ねられた首は、小網町に飛び、「首落橋」のすぐ近くの家の前に落ちたそうです。

その家を「おつて家」と呼びます。
曽我の森の西北には「中曾士の十三塚」があり、入鹿と鎌足の戦いの戦死者と言われ、宗教団体の修行場にもなっています(汗)

一説によれば、鵜鳴を合図に入鹿が首を撥ねられたため、小網では昔、鵜を飼わなかったと伝えられています。

また、小網町の人は、入鹿を暗殺した藤原鎌足の母の出身地である明日香村、小原の人とは、結婚はおろか縁組さえしないそうです。

それはそうと・・・ここ、わりと知られていないみたいですが、怖い場所、らしいですよ(汗)

入鹿神社の池のほとりにある、見落としそうなほど、小さな「稲荷神社」
なんでも、神社境内には三重塔があって、最上級には観音様が祀られているらしいです。

この神社の入り口近くのすぐ側に、天狗の石像があるらしいんですが、この石像の目が光ると、良からぬ事が起きるとか、大きな鳥居に似合わないほど、簡素で質素な小さい祠が至る所に点在しているとか・・・。

私は、行ったことがないので、又聞きの又聞きになりますが(汗)

聞いた話によると、その祠一つひとつには、何を封じているのか分からないけど、ベタベタと封じのお札が何枚も貼ってあり、奥の方には白い鉄柵に、南京錠のかかった、古い小さな、トンネルくらいの大きさの洞穴(?)があったとか・・・。

境内に入る前から、禍々しい空気が漂っている気がしていた、と行った人から聞きましたが、私から言わせてもらえば、「だったら入らなきゃいいのに。」と、心の中で思いました(苦笑)

どうやら観光地向けではないらしく、説明書きや案内図などは一切無く、神社入り口はもちろん、境内のあらゆるところに「入るな、危険!」とか「山内のモノを持ち出すな!」などという手書きの看板が立てられているそうです。

挙句の果てには、「何があっても責任取らず!」と書かれた看板!
それを見た時には、流石にすぐ、その場を引き返したそうです。

戻りの背中に、ずっと、突き刺さるような視線を感じていたとか!?
なにごとも、大変なことが起こりませんように、祈ります。
南無阿弥陀仏・・・。