篠崎八幡神社

篠崎八幡神社

福岡県北九州市にある篠崎八幡神社。

篠崎八幡神社は、敷地面積8000坪の緑豊かで広大な、美しい神社です。

宗像三女神と玉依姫命など、女神が祭神として祀られており、華やかなイメージのある神社です。

玉依姫命とは、海神の娘で、「霊(たま)の憑(よ)りつく巫女」という意味を、名に持つ女神です。

鵜戸神宮の伝説に出てくる、豊玉姫の妹として知られています。
後に豊玉姫の御子、鵜葺屋葺不合命の教育係となり、妻となりました。

この神社には、「蛇の枕石」(「蛇の夜泣き石」とも呼ばれます)という霊石があり、こんな伝説が伝えられています。

蛇渕に住む荒くれ者の大蛇は、毎日、村人を困らせていました。

ある日、大蛇が出会った美しい白蛇。
その蛇に恋をし、大蛇は大人しくなり、村人を困らせることもなくなりました。

2匹は、仲良く暮らしていたのですが、ある日、貴船の神様のお使いで、白い蛇は蛇渕から居なくなってしまいました。
それを悲しんだ大蛇は、石を枕に大泣きしたという話。

何だか笑ってしまいますよね。
結局、大蛇は白蛇と結ばれて、ハッピーエンドだったのですから(笑)

また、この石は、別名「蛇の夜泣き石」とも言われ、赤ちゃんが夜泣きをして困るときに、親たちがこの石に祈願すると、夜泣きが止まる、と信じられているそうです。

※「蛇の枕石」は、今も呼吸し、生きていると言われています。
 近年になって、石から自然に木が生え、現在は60㎝にまで成長しているそうです。
 この木は木斛という種類で、神社などの「ご神木」として、好まれる木だそうです。