ご利益のある神社・パワースポットを知りたい方、興味のある方のために、
ミステリー好きな私がその魅力を解説しています。
京都府京都市にある貴船神社。
全国およそ、450社ある「貴船神社」の総本社がここ!
京都の「貴船神社」です。
貴船神社の祭神はもともと水の神ですので、船は特に重宝していたようです。
境内には、船を隠しておくための奇石「船形岩」や、かの有名な歌人、和泉式部が男の心変わりを嘆き、貴船に参拝したとき渡った「思い橋」など、見所がたくさんあります。
ちなみに、この地域の「貴船」は「きぶね」と濁りますが、「貴船神社」の「貴船」は水の神様を祀る神社なので、「きふね」と濁さない読み方をするそうです。
貴船神社の祭神を生んだとされる逸話、伊邪那岐命と伊邪那美命の夫婦に伝わる伝説を簡単に紹介します。
大八洲国やその他の小さな島々を産んだイザナギとイザナミは、次々に神々を産みました。
ここで産まれた神は、家宅を表す神、および風の神・木の神・野の神といった自然にまつわる神々です。
イザナギはイザナミの死に号泣しましたが、この涙から泣沢女神が生まれました。
この剣に付着した血からもまた、神々が生まれたと言われています。
なお、この十拳剣の名前を「天之尾羽張」といいます。
イザナギは、イザナミを取り戻そうと黄泉国へ赴いたが、イザナミは「自分は黄泉の国の食べ物を食べてしまったので、帰れません」と断ります。
そして、醜く姿の変わってしまったイザナミを見たイザナギは、イザナミと別れることにしたのです。
イザナギは、黄泉の穢れから身を清めるために、阿波岐原で禊を行いました。
衣を脱ぐと十二神が、左の目、右の目、鼻を洗うと、それぞれから神が生まれました。
貴船神社は、「絵馬」縁の地でもあり、雨乞いの社としても名高い神社です。
この地では、日照りには黒馬、長雨には白、または栗毛の馬を献上し、神に願ったと言われています。
また、この神社の「おみくじ」が、少し変わっています。
何も書いていない白い紙(おみくじ)を、境内の裏の池に浮かべて、その動きや、沈み方などで占うのだそうです。
解釈を間違うと、とんでもなく落ち込みそうで怖いですね(汗)
さらに、他の神社では、わざと悪い運のくじは抜いているそうですが、貴船神社のおみくじには、ちゃんと「大凶」も入っているそうです(苦笑)
「くじ」としての公平性を問うなら当たり前なのですが、出来れば引きたくない!と思ってしまうのは、人の業でしょうか?(笑)