ご利益のある神社・パワースポットを知りたい方、興味のある方のために、
ミステリー好きな私がその魅力を解説しています。
宮崎県湯群にある鵜戸神宮。
海に面する場所に祀られていて、階段で行き来する少し変わった神社です。
この辺りでは、大きくて珍しい石がたくさんあり、その絶景を眺める事を目的として訪れる人たちも多いそうです。
本殿は横穴式の洞窟内にあって、その洞窟の中には、豊玉姫が海に帰る時、残していく我が子への愛情と成長の願いを込めて、貼りつけていたとされる「お乳岩」が残されています。
この神社へ参拝した人たちは、子供へのお土産として、この「お乳岩」から出る清水で作った「お乳あめ」を購入し、持って帰ると言います。
階段上から見える「亀岩」は、ひし形に、真ん中がくぼんだようになっています。
そのくぼみに、むかしは小銭を投げ入れていたのですが、それを目当てに、急な岩壁を降りる子供が相次いで、危険なため、現在は「運玉」と呼ばれる、土を焼いて作る団子を投げ入れるようになったと言います。
この団子を投げ入れる時、男性は左手で、女性は右手で投げ入れ、「亀岩」のくぼみに上手く入れば、願いが叶うと伝えられています。