戸隠神社

戸隠神社

長野県長野市にある戸隠神社。

この伝説は有名なので、知っている人も多いかと思います。

天照大神が弟の須佐之男命の乱暴な振る舞いに怒り、天の岩屋へ閉じこもってしまうお話です。

天照大神は、農耕の神でもあります。

天照大神が、岩屋に閉じこもってしまわれてから、すぐに辺りは真っ暗になり、日も射さない闇の世界になってしまいました。

守りがなくなった聖域には、悪い神がやってくるようになります。

暴れ回り、好き放題を繰り返す悪神たちに手を焼き、困った他の神々が、岩屋の前に集まり、相談を始めました。

そこで知恵を絞り、何か面白い催しをしたらどうかと、提案を出されました。

それならと、名乗りを挙げたのが天八意志兼命。(この神社の中央に祭られる祭神でもあります)

朝を告げる鶏の鳴きまねを、面白おかしく真似て見せ、その様子があまりに面白く、みんなは声を上げて笑い転げました。

次に、舞が得意な天宇受売命。
高らかに鈴を鳴らし、美しく舞う姿は、皆を感嘆させました。

すると、そのあまりの賑やかさに、天照大神が、そっと岩屋の戸を開けました。

その瞬間、辺りに光が溢れ、地は潤い出しました。

悪さばかりしていた須佐之男命でしたが、これをきっかけに改心し、悔い改めたということです。

この神社には、他にも興味深い伝説がいくつもあるので、興味のある人は調べてみると面白い発見があるかもしれません。

戸隠神社に伝わる他の伝説

  • 石になった尼(比丘尼石)
  • 野心を見破られ堕ちた女(鬼女紅葉)
  • 子供にからかわれた法師(西行桜)
  • 失態をおかした住職(かまど池)
  • 人魚を殺した漁師(三本杉)